少年が我々の元から去って、てっきり龍華出産前の日常に戻るのかと思って
やり遂げた感なんかに浸っていましたが、そうはいきませんでした・・・。
少年を送った次の日、ドキッとすることに気付いたのです。
龍華のおっぱいが、、、しこりがあって腫れあがっている~!!
今まで少年ばっかりで、龍華を抱っこしたりなでてやったりする機会が少なくて、
まったく気付きませんでした。しこりは直径5cmぐらい!!
そういえば私の大好きな本、村山由佳さんの「晴れときどき猫背」(猫好き必読!)で読んだ。
子猫がおっぱいを吸っている間に菌が入っちゃって炎症を起こしたこと・・・。
きっと龍華も同じ症状に違いない・・・。
なんてのんきに思っていたのですが、
ちょっとネットで調べてみると、もっと恐ろしい記事ばかりヒット。
悪性腫瘍、ガン・・・・・・・・・?! そんなのヤダヤダヤダ!
その場で「部長、明日の朝龍華を病院に連れて行っていいですか?」
部長は「今行けば?」
確かにもしも、何かあった時に、あの時病院に連れて行っていればという思いを
もうしたくない・・・。よし!今行こう。ゲージがないけど抱っこで大丈夫だろう・・・。
私はあんまり自慢がないけれど、龍華の抱っこには自信がある。
というわけで、念のため首輪に紐をつないで、その紐の端を私の手首に
巻きつけて短くして出陣。まずは大通りを渡らなければならない。
ところで、私は毎日退社後の龍華の行動を知らない。
いつもこの大通りにだけは出ないでほしいと祈っている。
20年前、私がたった一日寝坊をした日に、きっと時間をもて余しちゃって
大通りを渡ろうとして事故にあったミー子・・・。
今でもその自分の無責任さが忘れられない。
龍華が大通りの向こうに好奇心を抱いてしまったらどうしよう・・・。
毎晩果てしなく不安になる。。。
でも龍華は大丈夫だ。
絶対大通りに出たりしないであろう。。。ということがこの日判明した。
自信満々で龍華を抱っこしてオフィスから出て、大通りに面した瞬間
龍華の瞳孔がぶぁ~~~って全開になったかと思うと、ものすごい力で
逃げようと暴れだしたのです。
最初はなんとか私の腕から脱出して地上に降りようと試みるものの
それが無理だとわかると今度は私を踏み台にして逃げようとする・・。
私の肩、私の頭、私の腕、あらゆる方向から逃げ道を探す・・・
まさかここまで道路を怖がるとは・・・・
おかげで頭皮やら背中やら傷だらけになってしまいました・・・ク~~
しかもそれなりの交通量の道路に、突如猫を抱いて勢い良く登場したのに
その猫に襲われまくってギャーギャー言って一瞬ですごすごと引き返す私・・・
完全に変な人だ・・・
変なパフォーマンスと思われたんじゃないでしょうか・・・
結局、次の日ゲージに押し込んで病院へ。
腫瘍ではなく、菌が入っちゃって炎症をおこしているだけでしょう、ということでした。
今ではだいぶん腫れも引き、また私の後ろをほっつきまわってます。。。