寒そうな龍花と、遊んでと誘う龍花と、変な格好の龍花(ヨガか?)
「ギャーォギャーォ」というしゃがれ声が滑らかで美しい「ミャーォミャーォ」になるまで10日もかからなかった。それでもまだ以前ほどの食欲はなかったし、全く遊ばなかった。
以前は遊ぼうモードに入ると、紐系、ボール系はもちろん、動くもの全てに飛びつき、噛み付いた。手なんて差し出そうものなら嬉しそうにかじり付き(一応甘噛み)、逃げ出さないように爪でガシッと押さえられた。危うく手首を切りそうになったこと幾千度(笑)。一番の趣味で我々が恐れて止まないの技は、歩いている人間の足に飛び掛ってし噛みつくこと。そんな大きな物にまでじゃれつくのかい!
ところが病気が完治していないからなのか、性格が変わってめっきりしおらしくなったのか、身ごもったのか(まだしつこく妊娠説が存在)、とにかく龍花は遊ばずにおとなしくなってしまった。
もうやんちゃな龍花は見れないのか、足にも飛びついてもらえないのか、手も噛んでもらえないのか・・・そう思うとすごく寂しくて ――ホントは命が助かっただけで神様に感謝したのだから、これはわがままな悩み――、無理やり手を差し出して嫌がることをして「噛んでよぉ、噛んでってば」「噛んでください!」と詰め寄ったりした。
しかし、そんな平和な悩みもわずか10日ほどで解消された。
今や「噛んであげるから来い!」ってなもんで、日に何度も「遊んでポーズ」(おなか出してゴロン)をするし、足という足に飛び掛るし、だめと言われれば言われるほど、そこで爪を研ぐし、走り回る。まさに「えばってる!」
もちろん噛まれて血を流そうとも龍花を溺愛している私にとってラッキーだったのは、こんな風に徐々に病気が治ったせいで、誰もが3階から龍花を退院させるタイミングを失ってしまったこと。なんとなく龍花は3階でえばり続けた。
でも3階でえばってられるのもそう長くは続かない。
この頃は知る由もなかったけれど、これは龍花の自業自得だろう。
詳細は後日・・・